
稼ぐNPO 利益をあげて社会的使命へ突き進む
後 房雄 and 藤岡 喜美子
カナリアコミュニケーションズ / 2016-05-31
この本について
NPOに関わっていると、「目の前の業務で手いっぱいで、そもそも自分たちは何を実現したかったんだっけ」と立ち止まる瞬間が、どうしても出てきます。寄付者への説明責任や行政とのやり取りも増えていくと、ますます視野が狭くなっていく感じがあって、僕自身よくそこで迷っていました。 この本が効いたのは、ビジョンと事業をごちゃまぜにしないという当たり前だけど難しい分け方を、具体的な手順で示してくれたところでした。10年後の状態を文章で書き出すことや、社会課題を名詞ではなく「誰がどう困っているか」で描き直す作業は、組織の軸を取り戻すのにかなり役立ちました。ロジックモデルも、評価のためだけではなく、新しい事業の企画にも使えるという説明が腹落ちして、日々の運営に追われがちな状態から一歩抜け出すきっかけになりました。 寄付者や行政に振り回されるのではなく、自分たちがつくりたい未来に向けて「やりたいこと」を再設計したい人には、しっかり刺さると思います。特に、事業型NPOで収入構造とビジョンのどちらも抱えて悩んでいる人には、現実的な視点と整理の仕方がそのまま使えるはずです。
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ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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