
いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード
久野和禎
フォレスト出版 / 2018-07-18
この本について
仕事で誰かをサポートするとき、「つい過去の出来事から話し始めてしまうな」と感じることがありませんか。相手のためを思って指摘したつもりが、なぜか空気が重くなる。自分でも「あれ、こんなつもりじゃなかったのに」と後味が残る。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本を読んで腑に落ちたのは、過去に目を向けるだけで、人はその時の感情まで思い出してしまい、未来に向かう力が弱まるという指摘です。だからこそ、フィードフォワードのように「これからどうしたいか」を丁寧に扱うほうが、相手も自分も動きやすくなる。実際、雑談の延長で「最近どうですか?」と聞いたあとに、少し間を置いて「今後どうしていきたいですか?」と未来の話をするだけで、相手の表情が変わる瞬間がありました。過度にアドバイスしなくても、話す側が自分で次の一歩を見つけていく感覚です。 もうひとつ良かったのは、相手の学び方にはタイプがあって、行動型・分析型・模倣型でアプローチを変えたほうがいいという話。こちら側の接し方を少し変えるだけで、無理なく前に進めるようになるのは、読んでいてかなり救われました。 「部下や後輩との対話で、何かが噛み合わないと感じている人」には特に刺さると思います。過去ではなく未来を起点にするだけで、コミュニケーションがこんなに軽くなるのか、と静かに実感できる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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