
アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法 (ワニプラス)
平本 あきお and 前野 隆司
KADOKAWA
この本について
仕事でも家庭でも、人と関わる場面で「もっとうまく伝えられたら」とか「相手を責めたくないのに、つい原因探しに走ってしまう」みたいなモヤモヤ、けっこうありませんか。僕自身、部下や家族との会話がうまくいかず、あとで自己嫌悪になることが多かったんですが、この本を読んで少しだけ視点がやわらかくなりました。 特に響いたのは、「問題の解決に客観的な視点を持ち込まない」という考え方。正しい説明よりも、今その人が見ている世界に寄り添うことのほうが前に進みやすいという話は、実際のコミュニケーション場面を思い浮かべると妙にしっくりきます。アサーションの例もすごく現実的で、感情と事実を分けて伝えることで相手の反応が変わる感覚は、読んだその日に試して「あ、こういうことか」と腑に落ちました。また、フィードバックではなくフィードフォワードを意識するだけで、相手の動きが少しずつ変わっていくのも実感としてあります。 そして、アドラーの「どこから来たかではなく、どこに向かうか」という目的論の考え方が、日々の人付き合いの小さな選択に落とし込める構成になっているのがありがたいところ。エビデンスよりも“使えるかどうか”を優先する、という著者たちの姿勢も、悩んでいる側としてはかなり気が楽になります。 人を動かそうとする前に、自分の見方を少し整えたい人。そんな人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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