
スマート・シンキング 記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術
アート・ マークマン and 早川 麻百合
阪急コミュニケーションズ / 201303
この本について
仕事で覚えたはずの知識が、いざという場面でまったく出てこないことってありませんか。私も会議中に「あれ、どこで読んだ考え方だっけ…」と固まることが多くて、結局その場しのぎの対応になりがちでした。努力が足りないのでは、と自分を責めていた時期もありますが、どうやら問題は“記憶の質”のほうにあったようです。 『スマート・シンキング』は、知識を増やすよりも「必要なときに取り出せる状態にしておく」ことに焦点を当てています。読んでみて特に効いたのは、物事の関連性を意識して覚えること、そして自分で説明してみることで因果の穴に気づけるという考え方でした。ただインプットしている気分になっていただけで、頭の中のつながりが弱いと実戦でまったく使えないんですよね。さらに、習慣の仕組みにも触れていて、マルチタスクをやめて注意を一点に戻すだけで記憶の精度が変わる実感もありました。 派手なノウハウというより、日常の思考を少しずつ整えていく本です。情報は入ってくるのに活かしきれない、そんな人にはすごく静かに効きます。知識を“持っているだけのもの”から“使えるもの”に変えたい人に向いています。
読書インサイト
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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