
プラトン ソクラテスの弁明 シリーズ世界の思想 (角川選書)
岸見 一郎
KADOKAWA / 2018-08-27
この本について
最近、仕事でも日常でも「自分は本当にわかって話しているのか…?」と不安になる瞬間が増えました。知ったような顔をしながら、実は大事なところほど曖昧なまま通り過ぎている感じ。議論も、結論ありきで進んでしまう場にいると、ますます自分の足元がぐらつくんですよね。 この本は、そんなモヤモヤを少し落ち着かせてくれました。ソクラテスが言う「知らないことを知らないと思えているか」という視点は、日々の判断をぐっと現実的にしてくれます。たとえば、自分が専門外のことまで意見を言いたくなる癖があると気づいたり、何が“善い”のかを曖昧にしたまま選択しようとしている自分に気づいたり。知識を増やすより先に、立ち止まって考えるべきことが見えてくる感覚があります。 同時に、ソクラテスがただ「謙虚であれ」と言っているのではなく、「何が自分にとって有益か」を丁寧に扱う姿勢を示してくれるのも、この本の良いところでした。魂を整える、なんて大げさに聞こえるかもしれませんが、結局は日々の選択をどう賢くするかという、とても現実的な話でもあります。 自分の考えの立ち位置を一度リセットしたい人、議論や判断で迷うことが多い人には、特に刺さると思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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