
場を支配する「悪の論理」技法
とつげき東北
フォレスト出版 / 2018-11-01
この本について
議論の場で、相手の言葉に違和感はあるのに、どこをどう指摘していいのかわからずモヤモヤすることってありませんか。職場でもネットでも、「なんか変だけど言い返せない」状態が続くと、自分の理解力が足りないのかと落ち込みがちです。僕もまさにそのタイプで、議論の空気に押されると内容より“勢い”に負けてしまうことがよくありました。 この本が助けてくれたのは、相手の言い方に飲まれず、構造そのものを見ていく視点でした。善悪と正誤を混ぜて語られる罠を見抜くこと。多数派や「権威」をそのまま正しさと同一視しないこと。そして、もっと地味だけど効くのが、“前提が勝手にすり替わっていないか”を落ち着いて確認することです。具体的な詭弁のパターンがこれでもかと並ぶので、「あ、これ昨日の会議で聞いたやつだ」とすぐに現実とつながります。 読みながら思ったのは、論破したい人より、「議論のノイズに振り回されやすい人」のほうが向いているということです。主張を強くするための武器というより、自分の思考を守るための“盾”に近い本でした。日常の小さな違和感をそのままにしたくない人には、すごく刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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