
議論の極意 どんな相手にも言い負かされない30の鉄則 (SB新書)
紀藤 正樹
SBクリエイティブ / 2023-10-05
この本について
議論の場で「なんでこの人と話が噛み合わないんだろう…」とモヤモヤしたまま終わること、僕もよくあります。相手の言っていることは筋が通っているように見えるのに、どこか違和感が拭えない。強く言われると自分の意見が揺らいでしまう。そんな悩みに向き合っているとき、この本がけっこう救いになりました。 読んでみてまず刺さったのは、「意見=価値観+理屈」というシンプルな説明でした。議論って理屈の勝負だと思いがちですが、実は価値観が大前提になっていて、そこでズレているからこそ平行線になるんですよね。相手に押し切られそうになったとき、「この結論の大前提は何だろう?」と一度立ち止まるだけで、妙な説得力に流されなくなる感覚がありました。もうひとつ役に立ったのは、「事実を小前提として扱う」意識です。自分の経験だけで話していると主観的になりがちですが、事実に寄せて話すと相手と共有できる土台が増えて、議論の温度が少し落ち着くんですよね。 この本は、相手を論破したい人よりも、「感情論でも正義論でもなく、ちゃんと互いに理解しながら話したい」という人に向いていると思います。僕自身、議論が怖くなくなったというより、話のどこに違和感を覚えているのか言語化できるようになったのが大きかったです。議論に苦手意識があるけれど逃げたくない、そんな人に静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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