
正しい本の読み方 (講談社現代新書)
橋爪大三郎
講談社 / 2017-09-19
この本について
本を読んでいて、「結局この章は何が言いたかったんだっけ」とか、「読んだのに頭に残らない…」みたいなモヤモヤって、けっこう日常的にありますよね。読書量が増えるほど、その感覚にぶつかりやすい気がします。僕も長く悩んでいたのですが、この本を読んで、読み方そのものの基準が少し整いました。 特に効いたのは、段落の主題文をつかむという話。文章ってこんなふうに組み立てられているのかとわかるだけで、理解が散らからなくなるんですよね。もうひとつは、本の内容を無理して覚えなくていいという視点。忘れてもいいから、とりあえず他人の頭を自分の中に住まわせておく。そのくらいの距離感で読むほうが、結果的に考えるときの手がかりが増えるんだと、すごく腑に落ちました。 さらに、知のプロの話や、学者の頭は公共のものだというくだりも印象的で、 “なぜ本を読むのか” が読み方とセットで立ち上がってきます。ネットには未来がないからこそ、本のように時間を超えて積み重なった知に触れる意味がある、という説明も妙に現実的でした。 読み方のテクニックだけでなく、「本とどう付き合うか」を自分の生活に落とし込みたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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