
大人のための読書の全技術 (中経出版)
齋藤 孝
KADOKAWA / 2014-07
この本について
読んでいるはずなのに内容が残らないとか、仕事にうまくつながらない感覚って、けっこう頑固なんですよね。自分も「もっと読んでいるはずなのに、なぜ活かせないんだろう」とよく立ち止まります。この本は、そんなモヤモヤを“根性論じゃなく、具体的な手つき”でほどいてくれました。 たとえば、最初から順番に読むことを手放していいという発想。目次から結論を探して、そこから読む。大事なところは上を折り、まあまあ大事なら下を折る。要は、本を“丁寧に扱う”より“自分の思考の道具にする”ほうが大事なんだろうなと気づかされます。それから、人に説明する前提で読むという話も刺さりました。喫茶店で20分だけ集中して全体を把握し、誰かに語れる状態をつくる。これ、実際やってみると、記憶の残り方がまったく違います。 もう一つ、音読のすすめ。音にすると、自分の中の理解の浅さが露呈するんですよね。逆に響く文章は、そのまま自分の言葉づかいにも影響してくる。読書って孤独な行為だけれど、その孤独の中で“著者と対話する密度”が変わる気がします。 「ただ読んで終わるのがもったいない」と感じている人に刺さる一冊です。読書量そのものより、読んだ後の自分にどう作用するかを見つめたいときに、そっと背中を押してくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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