
考える日本史 (河出新書)
本郷和人
河出書房新社 / 2018-11
この本について
仕事でも日常でも、「なんでこの仕組みはこうなってるんだろう」と立ち止まることが増えてきました。制度やルールの“前提”が腹落ちしないまま動くと、判断がぶれたり、どこに力を入れるべきか迷ったりしますよね。歴史の話は好きでも苦手でもないけれど、今の感覚で読むと腑に落ちる…そんな一本筋がほしくなる時があります。 『考える日本史』は、まさにその「前提の源流」を丁寧に拾い直してくれる本でした。たとえば貨幣が定着するには国家の信用が必要だった、という視点は、そのまま今の「信用がないと動かない仕組み」に重なるし、「徳」が“元に戻す”という意味を持つと知ると、徳政令のような政策の背景が急に人間くさく見えてきます。また、日本では科挙も官僚制も根づかず、血筋や地位が力を保証しないまま政権が倒れていく。この“権限がオーソライズされない社会”という指摘は、現代の組織で起きる曖昧さの理由と地続きに感じました。 歴史を暗記ではなく「人と制度の関係」を軸に読みたい人に向いています。過去の出来事を知識として積むというより、今の自分のモヤモヤに別の角度の光を当ててくれる一冊でした。特に、現代の仕組みの“なぜ?”に踏み込んでみたい人には、静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




