
読むトポロジー (角川ソフィア文庫)
瀬山 士郎
KADOKAWA / 2018-12-22
この本について
数学って、役に立つとか立たないとか、つい実利で考えてしまうことがありませんか。正直、僕も同じでした。日常で使うわけでもないし、公式を覚えても生活は変わらない。それでもどこか気になってしまう。あの「理解できたときの感覚」だけが忘れられないまま、大人になった感じです。 『読むトポロジー』は、そのモヤモヤに静かに向き合ってくれる本でした。役に立つかどうかではなく、「なぜ人は数学を築いてきたのか」という視点で語ってくれるので、読みながら肩の力が抜けていきます。たとえば、トポロジーを“おもちゃ”として扱いながら、つながり方をどう分析するのか、曲面をどう作れるのかといった問いが図で丁寧に示されていて、抽象的な話なのに、自分の手で触って確かめているような感覚が残ります。また、数学が文化として受け継がれてきたものだという説明は、「役に立つのか」という自分の問いそのものを少し広い場所に置き直してくれました。 日常にすぐ効く知識ではないけれど、考え方の土台がひっそりと整っていく感じがあります。合理的にものを見る力って、こういうところから育つのかもしれません。「数学を遠く感じつつ、でもどこかでずっと気になっていた人」に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの80%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





