
死んでも床にモノを置かない。
須藤 昌子
すばる舎 / 2019-02
この本について
部屋を片づけたい気持ちはあるのに、何から手をつければいいのか分からないまま、気づけば床に物が増えていく…。僕自身、忙しい日が続くと「とりあえず置いておこう」の積み重ねで、部屋より気持ちの方が圧迫されていく感じがありました。 この本が刺さったのは、「収納テク」より前に、そもそも“使っていないものが居座っている状態”をどう扱うかに向き合ってくれたところです。全部を一度出して、使うか使わないかで分ける。シンプルですが、これを丁寧にやるだけで、自分が抱え込んでいたものの正体が見えてくるんですよね。安売りに飛びついて放置していた物や、着ることが目的ではなく“残しておくこと”が目的化していた服に気づくあたりは、かなり痛いところを突かれました。 それに、収納の工夫が「仕組みをつくるため」にあるという整理の仕方も腑に落ちました。戻しやすい場所を決める、置き場所を決めてから買う、掃除が簡単になるように物を減らす。このあたりは、片づけを特別なイベントにせず、日々の負担を減らす仕組みに変えていく視点がもらえます。ミニマリストになれと言われる感じもなく、自分の暮らしのサイズに合わせて調整していい、という距離感もありがたかったです。 物を減らすのが目的ではなく、「暮らしがパンクしないための持ち方」を探したい人には、静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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