
大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる (角川文庫)
高橋 伸夫
KADOKAWA / 2019-01-24
この本について
仕事の判断で迷ったとき、「結局どこに効く知識なのか」がぼんやりしてしまうことがよくあります。私も、イノベーションやマーケ戦略の話を聞いても、実務にどう結びつくのか腑に落ちないまま時間だけが過ぎることがありました。そんなときにこの本を読んだら、日々感じていた引っかかりがいくつか言語化されました。 たとえば、成果主義がなぜ現場でうまく機能しないのか、金銭報酬が仕事の満足をなぜ分断してしまうのか。単なる「制度の善し悪し」ではなく、人がどんなときに動機づけを失うのかまで整理されていて、自分の働き方の見直しにも使えました。また、ユーザー自身がイノベーションを生み出す構造や、後発企業の優位がどこから来るのかといった話は、普段の企画づくりで「なぜ現場の声が強いのか」「なぜ最初に動いた会社が必ずしも勝たないのか」を説明するときの助けになります。さらに、JITやモジュール化の話を読むと、効率化って一言で言い切れない仕組みなんだよな、と現場を知っている身としては妙に納得しました。 全体的に、経営学を「知識」としてではなく「現場の現象を説明する道具」として捉え直せる本です。特に、仕事で起きていることの理由をもう少し深く理解したい人に刺さる内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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