
暗号通貨VS.国家 ビットコインは終わらない (SB新書)
坂井 豊貴
SBクリエイティブ / 2019-02-05
この本について
お金やテクノロジーの話って、どうしても「分かったつもり」で流してしまいがちですが、ふとした瞬間に、自分が何を信じて暮らしているのか分からなくなることがあります。国家の通貨に乗っかっているだけで大丈夫なのか、かといって暗号通貨の世界も投機の話ばかりで距離を置きたくなる。この本は、その曖昧な不安をいったん言語化してくれました。 読んでいて大きかったのは、通貨の本質を「交換の媒介」として淡々と整理してくれるところです。国家が発行していようと、ブロックチェーンが支えていようと、本質はそこにある。比喩ではなく、具体的にノードがどう動き、なぜ中央管理がなくても秩序が生まれるのかを説明してくれるので、ビットコインを「思想」ではなく「構造」として捉えやすくなります。また、PoWやPoSのような仕組みの違いも、経済学のインセンティブ設計として理解できるので、単なる技術の比較ではなく、人間の行動原理の話として腑に落ちました。 さらに意外だったのは、国家や企業の監視体制と暗号通貨の距離感を冷静に描いている点です。反権力の旗を振るのではなく、権力の集中が自然と生む歪みをどう分散させるか。極端に走らず、それでも現実を直視したい人にはすごく読みやすい立ち位置だと思います。 「暗号通貨に興味はあるけど、投機の話ではしっくりこない」という人にとって、長く手元に置ける一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







