
A PERFECT DAY(ア パーフェクトデイ) 生きるなら、最高の日を
ボブ・トビン and 矢島麻里子
Dutton Adult / 2003
この本について
仕事でも日常でも、「なんとなく疲れる」「気づくとネガティブに引っ張られている」「本当はもう少し穏やかに過ごしたいのに」という感覚、けっこうあると思います。自分を整えたい気持ちはあるのに、急に前向きになれと言われても無理があるし、ただ頑張れと言われても逆にしんどかったりします。 この本が面白いのは、劇的な変化ではなく、日々の“微調整”に目を向けているところなんですよね。たとえば「やらないことリスト」を先に決める感覚は、やるべきことを増やすより先に余計な負荷を外す、という意味でかなり現実的です。仕事についても、締切の前に自分なりの区切りを作ることで、焦りに支配される時間が減る。さらに、「口角を上げる」「携帯を見えない場所に置く」みたいな小さな行動が、思っている以上に心のノイズを減らしてくれるんだなと気づかされます。 全体を通して言いたいのは、完璧な一日をつくるのではなく、状況に振り回されすぎない自分でいるための準備を積み重ねるということなんだと思います。誰かを褒めたり、ありがとうを増やしたり、ネガティブな会話から少し距離を置いたり。こういう積み重ねなら、無理なく続けられるし、自分の機嫌を取り戻すきっかけにもなる。 日々の小さなストレスに飲まれがちな人、気持ちの余白をもう少し増やしたい人には、ほどよい距離感で効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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