
「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)
石井光太
新潮社 / 2019-02
この本について
子どもにイラッとしてしまったり、「自分は親としてちゃんとできているのか」と不安になる瞬間って、誰にでもあると思います。僕も仕事で疲れた日に、些細なことで感情が乱れることがあります。ただ、その感情の奥には、自分でも説明しきれない“積み重なった何か”が潜んでいることも多いんですよね。 『「鬼畜」の家』を読むと、まさにその“積み重なり”がどう人を追い詰め、どんなふうに現実を歪めてしまうのかが、生々しく描かれています。読者が保存した抜粋からもうかがえるように、登場する親たちは、誰もが一見「愛していた」と言いながら、想像を絶する状況に陥っている。決して免罪ではないのですが、そこに至るまでの家庭の崩れ方や、本人が抱えてきた傷が一本の線につながっていくのを目の当たりにします。 この本が効くのは、自分の感情の“元”を見つめ直したくなるときです。例えば、言葉の意味が人によって全く違うこと。愛しているつもりでも、行動が伴わないのはなぜなのか。あるいは、「わからないまま」「誰にも聞けないまま」育児を続けてしまう怖さ。どれも他人事のようでいて、気づかないうちに自分の生活にも連続している感覚がありました。 軽く読める本ではありません。でも、日常の小さな苛立ちの裏側にあるものを丁寧に掘り下げたい人には、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







