
育てられない母親たち (祥伝社新書)
石井光太
祥伝社 / 2020-02
この本について
親との距離感でずっと迷ってきた人って多い気がします。もう大人なのに、どこかで親に認められたいとか、期待してしまう自分がいる。でも、その期待が裏切られるたびに、「なんで自分だけこんなに引きずってるんだろう」と余計につらくなる。僕自身も、そういう感覚をどう扱えばいいのか長いことわかりませんでした。 『育てられない母親たち』は、そうしたモヤモヤを“気持ちの問題”だけで片付けず、背景にある構造や育ちの影響を淡々と示してくれる本です。たとえば、親を求め続けてしまう行動が「弱さ」ではなく、幼い頃の愛着の形成がうまくいかなかった結果として生まれること。あるいは、虐待が一生ものの影響を残すのは、心ではなく脳の発達そのものに関わってくるからだということ。こういう視点を知るだけで、自分や誰かの行動を“性格”で断罪しなくなるし、見方がかなり変わります。 また、育てる側の困難も丁寧に描かれていて、精神疾患や発達特性が子育てにどう影響するのかが具体的に語られます。親の行動を「ちゃんとしろよ」と責めるだけでは見えない現実がある、と知らされる感じです。誰かを擁護するとか断罪するとかではなく、ただ事実を知ることで、自分の中のわからなさが少し整理される。そんな読後感でした。 親との関係でずっと引っかかりが残っている人に、とくに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







