
やってはいけない不動産投資 (朝日新書)
藤田 知也
株式会社朝日新聞出版 / 2019-05-14
この本について
将来への備えを考えるとき、不動産投資って一度は頭をよぎりますよね。危ないとは聞くけど、具体的に「どこが?」と聞かれると自信がないまま、不安だけが膨らむ感じ。営業電話を受けたときに強く断れなかったり、契約書を読んでも本質がつかめなかったり、そういう自分の弱さにもモヤっとすることがあります。 この本が刺さるのは、単に「危険です」と脅すからではなく、業者がどうやって弱みにつけ込んでくるのかを、生々しい実例で見せてくれるところです。家賃保証の“親切心”の裏側や、気が弱そうな人を狙う営業の動き、そして金融緩和がどうして個人の判断にも影響してしまったのか。読んでいるうちに「自分が引っかかりそうなポイントってここか…」と、妙な実感が湧いてきます。怖さというより、自分の判断の癖を知る感じに近いです。 もう一つ大きかったのは、投資の本筋がどこにあるのかを落ち着いて教えてくれることでした。節税とか保険代わりとか、言われるとつい心が揺れる“枝葉”の情報よりも、利回りを現実的に見積もり、リスクとコストを自分で並べて考えるほうが大事だという視点。これは不動産に限らず、何かを選ぶときの態度としても役立つなと感じました。 自分の将来に不安があるほど焦りやすい、そんな人に静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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