
宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話
長尾 彰
学研プラス / 2019-08-13
この本について
チームで仕事をしていると、「このメンバーで本当にやっていけるのかな」「もっと上手く回る方法があるはずなのに」と、ふと立ち止まる瞬間があると思います。僕もプロジェクトがギクシャクしたとき、解決策を外に探しにいっては空回りすることがよくありました。 この本が効くのは、「正解のチーム像」を追いかけるほど疲れてしまう人に対して、視点をゆっくり戻してくれるところです。たとえば、衝突が起きるストーミング期を“失敗”ではなく“成長の証拠”として扱う視点は、いま目の前の違和感を急いで消そうとしていた自分にはかなり刺さりました。また、「してほしくないこと」ではなく「してほしいこと」を伝える、といったごく小さなコミュニケーションの工夫が、結果としてチームの空気を整えていくという話も、日常の場面に自然に落とし込めます。さらに、対話を「私も正しく、あなたも正しい」という前提で行うという考え方は、相手を説得するより、まず自分の思考を整える時間なんだと理解できて、余計な力が抜けました。 成功チームの“型”を真似するのではなく、今いる仲間とどうやって前に進むかを一緒に考えたい人に向いています。読んでみると、特別な施策より、毎日の仕事の進め方や会話の積み重ねこそがチームを育てるんだな、と静かに実感できる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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