
中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書: 検定不合格
竹田恒泰
この本について
歴史を学び直したいのに、「どこまでが事実で、どこからが解釈なのか」が分からなくてモヤモヤすることってありませんか。学生の頃に覚えた歴史観が、社会に出てからどうもしっくりこない…でも、専門書に飛び込む勇気もない。そんな距離感のまま時間だけ過ぎていく感じ、けっこう共通の悩みだと思っています。 この本は、いわゆる“通説”に寄りかからずに、日本列島の成り立ちや稲作の伝播、時代区分の背景などを、最新研究や考古学的発見を材料にしながら読み直していくスタイルです。縄文と弥生が切り替わる瞬間を単純に分断せず、遺跡の連続性から見えてくる流れを説明していたり、稲作がどこから来てどこへ広がったのかを、DNAや遺跡に基づいて整理していたり。さらに、教科書で触れられにくい領域がどうして抜け落ちていったのかという視点まで示されていて、「歴史の描かれ方そのもの」を考えるきっかけになります。 読んでいて思ったのは、皇室や建国神話というテーマへの態度がどうであれ、一度「なぜ自分はこの部分を違和感として感じてきたのか」を整理したい人にはちょうどいい本だということです。歴史そのものよりも、“歴史をどう教えてきたか”を考えたい人にも向いています。 自分の歴史認識を一段フラットに整えたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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