
「ウケる」は最強のビジネススキルである。 (日本経済新聞出版)
中北朋宏
日経BP / 2019-06-19
この本について
仕事の場で、誰かの表情が固いときに声をかけたいのに気まずくて動けないとか、若手にフィードバックするときに自分の言葉が思った以上に刺さってしまうとか、僕自身も何度もやらかしてきました。結局「コミュニケーション力」って言葉でまとめられがちだけれど、その中身がよく分からないまま大人になった気がしています。 この本を読んで印象に残ったのは、笑いを“取る”技術ではなく、人との関係をほどくための“受信”の姿勢が先にあるという視点でした。面白い人ほどよく笑うという話や、役職が上がるにつれて言葉が高層ビルから落ちるパチンコ玉になるという比喩は、思い当たることが多すぎて苦笑しました。あと、短所で愛されるとか、相手の良さを肩車するようにイジるという感覚は、普段の会議や雑談にもすぐ持ち込めるものだと思います。 読み終えて感じたのは、人を動かす前に、まず関係の質を整えること。そのための小さな言葉の選び方や、相手が喋りやすくなる“余白”の作り方が、かなり具体的に書かれているということでした。営業でもマネジメントでも、空気が重い場ほど効果が出るはずです。 職場で「うまく言葉が届かない」「距離感が分からない」と悩む人には、刺さるところが多い一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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