
部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ
松尾 睦
ダイヤモンド社 / 2019-10-10
この本について
部下の育成って、結局どこから手をつけたらいいのか分からなくなることがあります。任せないといけないのは分かっているのに、自分が動いたほうが早い気がしてしまう。振り返りも大事と言われるけれど、忙しい毎日の中でどう習慣化すればいいのかピンとこない。僕自身、このあたりでずっと迷い続けていました。 この本は、そんな「育成のつまずきポイント」を、現場のリアルさを保ったまま言語化してくれるところがありがたいです。特に刺さったのは、成長の軸が「連携・変革・育成」という具体的な経験にある、という話。抽象的なリーダー像ではなく、どんな場に身を置くと力がつくのかがはっきりします。また、部下の強みを見つけるときに、観察と事実ベースの記録を淡々と積む姿勢も、派手さはないけれど再現しやすい。さらに、成功を振り返る理由を丁寧に説明してくれるので、単なる反省会になりがちな日々の振り返りに意味づけが生まれます。 育成に苦手意識がある人ほど、この本は現実的なヒントをくれると思います。特に「部下を伸ばすことで、自分のマネジメントも変わる」という感覚をこれから掴みたい人にはしっくりくるはずです。
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