
従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント
中塚敏明
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2023-02-01
この本について
「部下に遠慮して注意できない」「1on1がただの不満相談で終わる」「結局、育成は上司の根性頼りになっている」──そんな状況に心当たりがある人、多いと思います。僕自身、プレイヤー業務が積み上がる一方で、育成の負荷だけ増えていく感じにずっとモヤモヤしていました。 この本が面白いのは、「若手が育たない」の前に、会社側がそもそも“どんな力をいつ育てるのか”を言語化できていない、という前提から話を始めるところです。社会人基礎力を細かく分解し、スキルマップやキャリアマップでPDCAを循環させる仕組みをつくると、上司の寄り添い疲れや“注意しづらさ”が減り、組織としての成長環境がようやく整い始める。その流れがすごく現実的に描かれています。 特に、優しすぎる上司のもとでチームがぬるくなる構造や、成長環境と業績が相関するデータは、思い当たる場面が多いはずです。人ではなく仕組みで育成の土台を作るとはどういうことか、現場レベルで具体的にイメージできました。 新人育成が属人化してつらい、あるいは上司として誰も傷つけないように振る舞うほど逆効果になっている気がする──そんな人には特に刺さると思います。
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