
税のタブー(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
三木義一
集英社 / 2019-08-12
この本について
税金の話って、「なんとなく損してる気がするけど、何がどう不公平なのかは説明できない」というモヤモヤがずっと残りませんか。企業や政治家の話になると一気に霧が濃くなる感じもあって、自分だけ置いていかれているような焦りが出てくる。僕もずっとそんな状態でした。 この本は、難しい制度を賛否ではなく仕組みとして捉え直してくれるので、読んだあとに視界が少し晴れます。例えば、子会社への無利息融資が「なかったことにされない」理由や、公益法人がそもそも法人税の対象外とされてきた背景など、ニュースでは断片的にしか出てこない論点が一本の線でつながる感覚があります。また、法人税が実は“株主の所得税の前取り”だという説明は、企業と個人の税がどう連動しているのかを理解するうえで腑に落ちるポイントでした。さらに、子育て支援のような負担配分の話も、単なる意見ではなく税の思想として位置づけられていて、日常の「なんでこうなるの?」に説明がついていきます。 専門書というより、税の世界を歩くときの地図を渡してくれる本です。制度を正しく知りたいけれど、極端な主張には振り回されたくない、そんな人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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