
アリババ 世界最強のスマートビジネス (文春e-book)
ミン・ゾン、土方 奈美
文藝春秋 / 2019-10-30
この本について
仕事で新しい取り組みを考えるたびに、「そもそも自分の会社はどこに向かっているんだっけ」と立ち止まってしまうことが多いんですが、この本を読んで少し視界がクリアになりました。アリババの話ではあるんですが、読みながら自分の業務の風景が何度も思い浮かびました。 特に刺さったのは、彼らがビジョンを“未来の世界をどう理解するか”として扱っている点です。立派なスローガンじゃなくて、変化の激しい環境の中で、自分たちがどの位置を取るのかを冷静に考える作業なんですよね。そしてそれを前提に、小さな企業を「蟻」にたとえて支える姿勢や、データ化を徹底してフィードバックループを回す取り組みが実践として積み上がっている。こういう“地に足のついた戦略の作り方”は、自分の会社でも使える気がします。 もうひとつ印象に残ったのは、アルゴリズムや仕組みを一度つくって終わりにしない姿勢です。MYバンクのモデルが、予測が外れれば即座に前提を修正していく話は、日々の業務改善にも置き換えやすかったです。結局のところ、環境に合わせて何度も実験する強さが、巨大企業を動かしているんだなと感じました。 自分のビジネスの位置づけに悩んでいる人、そして「戦略って結局何を考えればいいの?」と迷いがちな人にはかなりしっくりくるはずです。
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