
ほめ下手だから上手くいく 「ほめられない」を魅力に変える方法
西村 貴好
ユサブル / 2019-10
この本について
人をほめる場面になると急に黙ってしまうことってありませんか。相手にどう思われるか気になるし、そもそも良いところなんて見つけられない。自分だって余裕がないのに、他人をほめるなんて無理だよな…と、僕もずっと思っていました。 この本がおもしろいのは、「ほめる」は相手のためじゃなく、自分の心を整えるための行動だと割り切っているところです。相手の反応を期待しなくていいし、タイミングを逃したっていい。自分が言われたい言葉を把握しておくと、人の良いところにも気づきやすくなるし、「がんばれ」と言いたいときほど「がんばってるね」と伝えるような、小さな変換だけでも関係性が変わっていく。この“言葉の入れ替え”が現実的で、とても実践しやすいんです。 読んでいて特に刺さったのは、他人の欠点ばかり探してしまうのは本能だから、それを否定しなくていいという視点でした。そのうえで、意識して良いところを探していくと、自分の中に余裕が生まれ、余裕が生まれるからまた人を見られるようになる。この循環が起き始めると、職場でも家庭でも空気が変わるのを実感できます。 「人との距離感に疲れ気味の人」には、とくに刺さると思います。ほめ上手を目指す必要はなくて、自分の心を整えるために言葉の選び方を少し変えてみる。そんな小さな一歩をくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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