
ITエンジニアの必須スキル 顧客に響くシステム提案メソッド
式町 久美子
日経BP / 2019-12-23
この本について
提案書づくりって、経験を積んでも「これで合ってるのか…?」という不安がなかなか消えないですよね。特にRFPを読み込んでから動き出すと、気づいた頃にはスケジュールが破綻しはじめて、チームもバラバラで、結局“間に合わせただけ”の提案書になってしまう。自分も何度も同じ失敗を繰り返しました。 この本が効いたのは、提案活動を“気合いで乗り切る作業”ではなく、ちゃんと再現性のあるプロセスとして捉え直せたところです。例えば、提出までの10〜20%の時間をキックオフ前の準備に充てるという発想は、忙しいと真っ先に削りがちな部分ですが、ここをやるだけで手戻りが一気に減る。さらに、顧客・競合・自社の3つの理解を起点に、最初にエグゼクティブサマリーのドラフトをつくる流れも、提案の迷走を防ぐ“地ならし”としてかなり使えました。FAB+PDの視点で提案の要素を整理していくと、「自社でなければならない理由」が言語化できるのも大きいです。 特に、提案前に顧客を訪問して自分たちの理解が合っているかを確かめるくだりは、経験のある人ほど刺さる気がします。過去の案件の“思い込み”で判断しがちなところを、ちゃんと確認していく姿勢を取り戻せる本です。 提案の場で「毎回バタついてしまう」「競合との差別化が弱い」と感じている人には、かなり実務に落ちる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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