
PMBOK第7版実践活用術
中谷公巳
日本能率協会マネジメントセンター / 2024-05-30
この本について
プロジェクトを任されるたびに、「これは事業としてのリスクなのか、単にプロジェクト運営上の問題なのか」がごっちゃになって、どこから手をつければいいのかわからなくなることがよくあります。自分もそこが曖昧なまま突っ走って、後から泥沼化した経験が多いタイプです。 この本のいいところは、まずビジネス・リスクとプロジェクト・リスクを丁寧に切り分けてくれるところで、何に悩んでいるのかを自覚できるようになります。さらに「なぜこのプロジェクトをやるのか」をきちんと示すビジネス文書の位置づけが腹落ちするので、チームや経営陣との期待値調整がずっとやりやすくなります。そしてEVMのような管理手法も、公式の説明よりずっと現場寄りに落とし込まれていて、進捗会議で何をどう見ると事故を未然に避けられるのかが具体的にイメージできます。 全体を通して、プロジェクトマネジメントを「型として覚える」のではなく、「チームが迷子にならないための視点を揃える」ための本という感じです。プロジェクトが始まるたびに手法がブレる人、もしくはリーダーシップとマネジメントの境界が曖昧なまま走ってしまいがちな人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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