
アジャイル型プロジェクトマネジメント
中谷公巳
日本能率協会マネジメントセンター / 2022-04-27
この本について
プロジェクトが動き始めた瞬間はワクワクしているのに、数週間もすると「何から手をつければいいのか」「この進め方で合ってるのか」と急に不安になることがよくあります。自分も中流工程の進捗が見えなくなる頃にモヤモヤしがちで、気づけばタスクの粒度もバラバラ、関係者との会話も噛み合わない…ということが続いていました。 この本が助かったのは、そうした“手触りのない不安”に、具体的な視点を与えてくれたところです。例えば8/80ルールや報告期間ルールのように、タスクを扱えるサイズに割る基準が示されると、曖昧だった計画が急に現実味を帯びます。また、ステークホルダー分析やビジネスケースの話は、単にスケジュールを引くだけでなく「そもそも何のためのプロジェクトなのか」を自分の言葉で説明できる状態を作ってくれます。さらに、ウォーターフォールとアジャイルを状況に合わせて組み合わせる考え方は、理想論ではなく、現場での“詰まり”をほどく視点としてかなり実用的でした。 特に、技術も業務も変化が多く、最初から全部を決められない環境でプロジェクトを回している人には刺さると思います。自分と同じように「計画と現実のギャップに振り回されがち」という人には、地に足のついた道しるべになってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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