
2050年 世界人口大減少 (文春e-book)
ダリル・ブリッカー, ジョン・イビットソン, 河合 雅司・解説, and 倉田 幸信
文藝春秋 / 2020-02-24
この本について
将来の働き方や国の行方について考えるたびに、「結局、人口が減ったら社会ってどうなるんだろう」とモヤモヤすることが多いです。出生率の数字はニュースで見るけれど、自分の生活とどうつながるのかまでは、なかなかピンとこない。でも、この本はその距離を一気に縮めてくれました。 読んでいて刺さったのは、人口減少が“日本だけの話ではない”という視点でした。ブラジルやインドネシアまで出生率が急低下しているとか、移民を受け入れるかどうかでアメリカの未来が分かれるとか、世界全体が同じ渦の中にいることが淡々と示されていきます。自分が抱えていた「人口が減るって不安だけど、何を見ればいいのか分からない」という気持ちに、ひとつの地図を渡されたような感覚でした。また、政策で出生率を簡単に回復できない理由や、都市化が人の生き方そのものを変えてしまう構造など、表面の議論だけでは見えない背景が具体的に描かれています。 この本が効くのは、未来を悲観したいわけじゃないけれど、「現実を冷静に見たうえで、自分の判断軸を持ちたい」というタイプの人だと思います。国の行く末という大きな話のようでいて、自分がどこで働き、どう生きたいかという日常レベルの選択にも静かに影響してくる一冊でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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