
ビジネスパーソンのための近現代史の読み方
佐藤けんいち
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2017-05-18
この本について
最近、ニュースを見ていて「結局いま世界で起きてることって、どうつながってるんだろう…」と立ち止まることが増えました。移民、格差、ポピュリズム、EU離脱…。単語は知っていても、背景の流れをつかみ切れないまま不安だけが残る感じ、けっこうあります。 この本は、そのモヤモヤの根っこを“歴史の流れで見る”ことで少しずつほどいてくれます。たとえば、グローバリゼーションに始まりがあるなら終わりもある、という視点は、目の前の混乱が「突然の異常」ではなく「長い変化の節目」として見えてくる。英国のEU離脱や米国の分断が、単なる感情論ではなく、格差拡大やエリートへの不信といった積み重ねの結果だと理解できると、世界を見るときの焦点が少し落ち着きます。また、「現在を知ることで過去が見えてくる」と繰り返し語られるように、歴史書というより“今を読み解くための地図”に近い感覚があります。 世界のニュースに置いていかれている気がする人、あるいはビジネスの判断軸にもう一段深い文脈がほしい人にはとくに刺さると思います。いま起きている変化の大きさを、煽らずに理解させてくれる一冊でした。
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