
フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書)
堀内都喜子
ポプラ社 / 2020
この本について
仕事の時間をどう切り上げるかとか、休むことに後ろめたさがあるとか、会議が多すぎて本来やりたいことに手が回らないとか。そんな日常の小さなモヤモヤって、放っておくと自分の時間の使い方そのものに自信がなくなっていきます。僕自身も「もっと効率よく生きられるはずなのに」と思いながら、結局いつも同じパターンに戻ってしまうことが多いです。 この本が面白いのは、フィンランドの働き方を“理想化”するのではなく、実際の人たちがどう行動し、どう割り切っているのかが、かなり具体的に描かれているところです。たとえば、会議を徹底的に整理する姿勢や、上司が「全部CCに入れなくていい」と本気で言っている文化。あるいは、休暇を連続でとることが前提になっている仕組み。そのどれもが派手ではないけれど、「あ、こういう小さなところから暮らしって変わるんだ」という実感があります。また、友人が“考える前に一歩動く”ことでチャンスを広げていくエピソードも、行動に踏み出せないときの背中をそっと押してくれます。 仕事も私生活もぎゅうぎゅうで、どこから見直せばいいのか分からなくなっている人には特に刺さると思います。フィンランドの話を通しているけれど、読み終わる頃には、自分の生活のどこに余白を作れるか、どこを軽くできるかが自然と見えてくる、そんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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