
もうイライラしない! 怒らない脳 怒る自分、キレる他人に対処する科学的メソッド
茂木健一郎
この本について
最近、ちょっとしたことでイラッとした自分に後から落ち込むことが増えました。相手が悪いわけでもないのに、昔の嫌な記憶まで勝手に引っ張り出されて反応してしまう。こういう「思い出し怒り」みたいな流れ、止めたいのにうまく止まらないんですよね。 この本を読んで救われたのは、「怒りには脳の仕組みとしてのプロセスがある」と知れたことでした。性格とか根性の話ではなく、海馬や扁桃体がどう反応するかで怒りが増幅される。だからこそ、数秒だけ数を数いたり、背伸びしたり、軽く体を動かすことで流れを遮断できる。実際に仕事中とっさにやってみたら、それだけで感情の波が少し引いてくれる瞬間がありました。 もう一つおもしろかったのは、「いいところを見る回路」を普段から鍛えておくという考え方です。うまくいっている人を素直に祝福することさえ、脳の状態を整える一つの方法になるというのは、自分の凝り固まった視点をほぐしてくれました。怒らないように我慢するというより、怒りに支配されにくい脳の環境を整えていく感じです。 職場や家で「また同じことでイライラしてしまった」と自己嫌悪になりがちな人には、かなり実践的に刺さると思います。脳の仕組みを知っておくと、自分を責めすぎなくて済むし、今日から使える小さな工夫がいくつも見つかります。
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