
システム開発・刷新のための データモデル大全
渡辺幸三
日本実業出版社 / 2020-04-20
この本について
システム刷新の話になると、「現状調査を積み上げれば、理想形が勝手に見えてくるはず」と思ってしまうこと、ありますよね。何カ月もヒアリングを重ねたのに、出てきたのはUIの写経みたいな資料ばかりで、結局どこに向かえばいいのか分からないまま…。自分も似たモヤモヤをずっと抱えていました。 この本は、そういう“現状の延長で考える限界”を一度切り離して、「テーブルとは何か」「名詞と動詞から要件をどう読み解くか」「物理と論理をどう扱い分けるか」といった視点を、かなり地に足のついた形で見直させてくれます。特に、普段“当たり前”として流してしまうIDの意味や、サロゲートキー導入に伴う補填、削除フラグの扱いの難しさなど、現場でつまずきやすいポイントが丁寧に整理されていて、自分の判断基準が少しずつ明確になっていく感覚がありました。 読みながら、「これは今のプロジェクトにもそのまま当てはまるな…」と手を止める場面が多く、既存の仕様に引っ張られずにデータの本質を見直すきっかけになります。現行システムの構造が複雑すぎて、どこから整理すべきか迷っている人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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