
ウォークス 歩くことの精神史
レベッカ・ソルニット and 東辻 賢治郎
この本について
最近、頭がごちゃついたときに散歩しても、ただ気を紛らわせているだけで何も変わらない気がすることがあって。「歩けばスッキリするって言うけど、ほんとにそうか…?」と半信半疑のまま歩いている自分がいました。そんなときに読んだのが『ウォークス 歩くことの精神史』でした。 この本がおもしろいのは、歩くことを気分転換としてではなく、「世界との関わり方」として描いているところです。たとえば、イギリスでの土地アクセスをめぐる運動や、公民権運動の行進の歴史を読むと、ただ足を動かす行為が、社会の境界線に触れたり、個人の立場を揺さぶる行動になりえることが見えてきます。また、所有や境界を前提にした現代の都市計画の中で、歩くという“遅い行為”がどれだけ貴重な視点を取り戻すかも語られていて、散歩中の目の前の風景が少し違って見えてきました。 さらに、芭蕉からワーズワースまで、歩くことで世界をどう“見直してきた”のかという話が続くので、日常の徒歩すら思考の形を変えるものなんだと実感します。歩くことに特別な意味を盛り込みすぎず、それでも確かに心が動く理由をていねいに示してくれる本です。 「最近、歩いても何も感じなくなった」とか「世界との距離感をもう一度つかみ直したい」という人には、静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_altBookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




