
財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生
ステファニー ケルトン、土方 奈美
この本について
お金の話って、どうしても「税金で国の財布が苦しくなる」とか「国債は借金だから将来が不安」とか、どこかモヤッとした不安がつきまといますよね。僕もその感覚を持ったままニュースを見ては、なんとなく心だけ疲れていくタイプでした。そんなときに読んでみて、考え方が少し整ったのがこの本でした。 いちばん効いたのは、「税金は政府の財布を満たすためのものではない」という視点でした。これまで「税収が足りないから支出ができない」と理解していたことが、実はまるごと前提が違ったのかもしれない、と気づく感覚があります。さらに、就業保証の話も、景気が悪くなるたびに個人が放り出される構造そのものを見直せるのでは、と現実的なイメージで読めました。金利をどのように扱うかや、中央銀行の役割についても、数字の話というより「社会がどう安定するか」という目線で理解できたのが新鮮でした。 経済に詳しくない人でも、日々の不安の背景にある仕組みを丁寧にほぐしたい人には刺さると思います。僕自身まだ完全に消化できてはいませんが、少なくとも「知らないまま構えていた不安」がいくつか減ったのは事実です。そんなふうに、今のニュースの見え方を少し変えたいときに手に取ると、静かに効いてくる一冊でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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