ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

國友公司

彩図社 / 2020-10-15

累計読者数8
平均ハイライト数 3.8件/人
推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 35/100
start序盤集中型

この本について

なんとなく日常が薄く感じるときってありますよね。仕事で消耗しても、休んでも回復しきらないというか、「自分はいま、どこに立ってるんだろう」とふと不安になる瞬間がある。そんなときに、西成の描写を読むと、世界の厚みみたいなものを強制的に思い出させられます。 この本が効くのは、まず「社会の端がどう機能しているか」を生々しく知れるところです。雨が続く日雇いの現場も、生活保護に依存せざるを得ない構造も、ニュースでは触れられない温度で描かれていて、自分の足元の感覚が少し変わります。さらに、覚醒剤や飛田新地の話のような“見ないふりをしがちな領域”も、判断を押しつけず淡々と記録されていて、社会の線引きを自分で考え直すきっかけになるんですよね。そして何より印象に残るのは、世間から相手にされないからこその自由さに触れた著者の視点で、価値観の上にいつの間にか積もっていた思い込みが剥がれる感覚があります。 自分の暮らしの見え方を一度リセットしたい人には静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

国立の筑波大学を卒業したものの、就職することができなかった著者は、大阪西成区のあいりん地区に足を踏み入れた。 ヤクザ…、指名手配犯…、博打場…、生活保護…、マイナスイメージで語られることが多い、あいりん地区。ここで2カ月半の期間、生活をしてみると、どんな景色が見えてくるのか? 西成の住人と共に働き、笑い、涙した、78日間の体験ルポ。
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