
Weの市民革命
佐久間裕美子
この本について
最近、買い物ひとつ取っても「これって本当に自分が望んでる選択なんだろうか」と立ち止まる瞬間が増えました。便利さに流される感じとか、企業の動きが自分の生活にじわっと影響してくる感じとか、なんとなくモヤモヤする。でも何をどう変えればいいのかは分からないまま、という人は多いと思います。僕もずっとその一人でした。 『Weの市民革命』は、そのモヤモヤを「社会全体の変化」として捉え直させてくれた本でした。たとえば、アマゾンの進出にニューヨークの市民がうんざりした背景や、若い世代が“大人の負の遺産を自分たちが処理する”ことへの危機感を抱えている現実。こうした具体的な場面が並ぶことで、「自分だけが感じている違和感じゃないんだ」と素直に腑に落ちました。さらに、ボイコットとバイコットのように、自分のお金の使い方が小さくても確かに行動になるという視点が、日常レベルの選択を少しだけ前向きにしてくれます。 この本は、“社会を良くする”といった大きな話よりも、自分が普段触れているモノやサービスがどこから来ているのかを考えるきっかけをくれる一冊です。便利さの裏で起きていることを知ったうえで、それでも自分が選びたいものを選ぶ。そのための視野をそっと広げてくれます。 便利さと良心の間でいつも揺れている人に、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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