
2025年、人は「買い物」をしなくなる
望月 智之
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2019-11-15
この本について
買い物に時間を取られすぎている気がする。でも全部ネットで済ませるのも、どこか落ち着かない。そんなモヤモヤを抱えたまま日々の選択肢だけが増えていく感じ、けっこう共通しているんじゃないかなと思います。僕自身、「便利になっているはずなのに気持ちは軽くならないのはなぜだろう」とよく立ち止まっていました。 この本は、買い物そのものの変化を「技術の進化」ではなく「自分の行動がどう変わるか」という視点で見せてくれる一冊でした。たとえば、気づいたら生活のあらゆるものが商品棚になっている感覚や、欲しいと思った瞬間に買えてしまう世界の「次の段階」がどこへ向かうのか。企業がファンと直接つながる流れや、サブスクで“持たない選択”が当たり前になる理由も、細かい例が多くて腑に落ちやすいです。読みながら、自分が感じていた違和感の正体が少しずつ言語化されていくようでした。 特に刺さったのは、「便利さの代わりに人が求めているのは時間」という指摘。結局のところ僕たちは、商品ではなく“余白”を買っているのかもしれない。そう思うと、買い物の基準も、情報の受け取り方も、少し変わっていきます。 変化のスピードに振り回されている気がする人にほど、落ち着いて読める本だと思います。
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