
デザインアート思考 使い手のニーズとつくり手のウォンツを同時に実現する10のステップ
OCHABIInstitute
翔泳社 / 2021-02-03
この本について
仕事でも個人のプロジェクトでも、「いいはずのアイデアなのに、実際に形にすると途端に弱くなる」とか、「そもそも何をつくるべきなのか、クライアントとの会話ですれ違う」というモヤモヤってありますよね。自分のやりたいことと、相手が本当に求めていること。その両方が揃わないまま走り出して、あとでぐったりするあの感じです。 この本は、その噛み合わなさを“気合で埋める”のではなく、きちんと構造として扱えるようにしてくれます。読んでいて特に刺さったのは、まずカスタマーの「幸せな姿」を具体的に描き切ること。そして同時に、クリエイター側のウォンツを曖昧にせずに掘り下げていくプロセスです。どちらかを優先してしまうと視点が傾くのですが、両方を可視化すると、会議や企画そのものの質がガラッと変わっていきます。さらに、出題とまったく別の課題が見えてくることがある、という指摘も、実際の現場感そのままで妙に納得しました。 「なんでこの企画を実現したいのか」が自分でもうまく言語化できない人や、クライアントとの会話がいつも表面的で終わってしまう人に向いていると思います。デザインの技法というより、ものづくりに向き合う姿勢そのものを整えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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