
アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット
森 一樹
翔泳社 / 2021-02-17
この本について
最近、ふりかえりの場がなんとなく形骸化してきた気がする…とか、気づけば誰かの声だけが強くて、結局アクションが実行されないまま終わる…みたいなモヤモヤをよく聞きます。僕自身も似たような状態が続いて、「これ、やる意味あるんだっけ」と思ったことがありました。 この本がいいなと思ったのは、劇的に変わる“魔法のやり方”を教えてくれるわけじゃなくて、チームが一歩ずつ動けるようにするための現実的な仕組みづくりに寄り添ってくれるところです。付箋で意見の重みを平らにするとか、アクションは成功より実行が大事だとか、理想像と現状を一緒に眺めてみるとか。どれも地味なんですが、実際の現場で効くのはこういう地味な工夫なんだよな、と思わされます。アクションを作って終わりではなく、朝会で共有したり、すぐ試せるサイズに落としたり、小さな変化を確認したり。続けられる形にしておくことの大切さを丁寧に教えてくれます。 ふりかえりを“うまくやる”ことよりも、“前に進むきっかけをつくる”ことを軸に置いているので、肩の力が抜ける一方で、次にやるべきことも自然に見えてきます。チームでの話し合いが停滞している人や、レトロスペクティブがただの儀式になってきたと感じている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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