
赤の継承~カープ三連覇の軌跡~
緒方 孝市
この本について
仕事でもチームでも、「一生懸命やってるのに、何かが噛み合わない」と感じる瞬間ってありますよね。頑張っているつもりなのに成果が出ないとか、伝えたつもりが相手に響かないとか。自分の中では手を抜いていないはずなのに、どこを直せばいいのかよく分からない、あのモヤっとした感覚です。 緒方孝市さんの『赤の継承~カープ三連覇の軌跡~』は、そんなときに視点を少しだけ動かしてくれる本でした。読者が保存していた箇所を見る限り、この本の肝は「プロセスに立ち返ること」と「伝える側の自意識を削ること」にあります。たとえば、成果ではなく“結び=行い”に集中するという考え方は、結果に一喜一憂して疲れ切っていた自分にはかなり効きました。うまくいかないときほど、外に目が向いてしまうけれど、本当に触るべきは自分の行動そのものなんだと静かに教えてくれます。 もう一つ印象的なのは、緒方さん自身が「任せて任せず」の悪例だったと認め、発信ばかりで受信ができていなかったと振り返る部分です。立場が上がるほど“自分のやり方”が正しいと思い込みがちですが、そこにこそズレの源がある。これは管理職やリーダーに限らず、誰かと協働するときの基本にも通じる感覚だと思います。 背伸びした理想論ではなく、泥をかぶりながら試行錯誤してきた人の言葉なので、変に力まなくても入ってくる本です。自分のやり方に少し行き詰まりを感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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