
人の心を動かす ストーリーの作りかた入門 (スマート新書)
たちばな やすひと
翔泳社 / 2025-10-06
この本について
最近、文章でも企画でも「一応まとまってはいるけど、相手の心までは届いてない気がする…」というモヤモヤが続いていて、何が足りないのか自分でもよくわからなくなることがあります。技術的に構成を整えても、肝心の“刺さる感じ”だけが最後まで掴めない、あの感覚です。 この本を読んでみて気づいたのは、ストーリーづくりって外側のテクニックよりも、内側の矛盾や葛藤に向き合う作業に近いということでした。主人公の内的な問いが深まるほど物語に没入できるように、自分の中の言語化しきれていない部分に触れたときに初めて、人の心を動かす構造が生まれる。そういう“根っこ”の部分がかなり丁寧に説明されていて、ストーリーを作る側の視点がガラッと変わりました。 特に、魅力は「性質そのもの」ではなく「そこから生まれる期待」にある、という話は仕事にもそのまま使えて、キャラクター設計だけでなく企画や文章の“軸”を見直すきっかけになります。また、没入と集中の違い、そして期待値をどう扱うかという説明は、相手の視点を考えるときの基準になりました。 物語を作りたい人だけでなく、「人に伝える仕事をしているけど、どこか核心に届いていない気がする」という人には静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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