
ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方
橋口孝司
この本について
仕事の場でウイスキーを前にしたとき、「なんとなく好きで飲んでるだけで、実はよく分かっていない…」という居心地の悪さ、ありませんか。香りの違いも説明できないし、場の会話にどう入ればいいかも曖昧。そのままでも困らないけれど、どこかモヤっと残る。僕自身ずっとそうでした。 この本は、その曖昧さをほどいてくれる一冊でした。たとえば、香りを感じるためにグラスを回して少し置く…そんな小さな所作ひとつとっても、“理由が分かる”だけで飲む時間が変わります。さらに、同じ銘柄でも飲む順番や場所、人との距離感で味が変わるという話は、ウイスキーを「正解を当てるもの」から「その場で感じるもの」へと視点をずらしてくれました。商品説明に書いてある香りを必ず感じる必要はなくて、自分がどう感じたかを軽く記録しておけばいい、という距離の取り方も気が楽です。 もうひとつ印象に残ったのは、ウイスキーを教養としてとらえる流れ。蒸溜や樽熟成の話も歴史として自然に入ってくるし、ビールやワインとの関連まで広がっていくので、会話の幅がほんの少しだけ豊かになります。社交の場で無理にうんちくを語る必要はなくて、ただ相手の話を受け止める土台ができる感じです。 「ウイスキーは好きだけど、自信を持って語れるほどでもない」という人にこそ合う本だと思います。肩に力を入れずに読めて、明日どこかのバーで試したくなる小さな視点がたくさん拾えます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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