
おもしろい話「すぐできる」コツ
渡辺 龍太
PHP研究所 / 2021-02-18
この本について
会話で「何を話せばいいんだろう」と詰まったり、盛り上げようとして空回りした経験って、けっこう誰にでもあると思います。僕も仕事の場で雑談が続かなくて、相手に楽しんでもらえてるのか不安になることが多いんですが、この本を読んでから、そもそも自分は“話の中身”ばかり気にしすぎていたんだなと気づきました。 著者が繰り返し言っているのは、話のおもしろさは内容より「感情」で決まる、ということです。普通と異常が9:1で混じる瞬間に笑いが生まれる、という考え方もおもしろくて、要は自分の感情をそのまま差し出すだけで、相手の想像との差が勝手にできて、結果的に興味を持ってもらえる。地味だと思われやすい人ほど、この“差”が自然に起きやすいという視点は、自分みたいに会話に自信がない人にはかなり救いでした。 特に、感情を細かく言葉にできなくても「うーん」と考え込む時間すら会話として成立する、というところは肩の力が抜けました。無理に盛らず、淡々と感情の流れだけ話してみると、相手から質問が返ってきて、自然に会話が転がるんですよね。自分のキャラを守ろうとして当たり障りなく話すクセがある人ほど、ここが効く気がします。 「会話が淡白だと思われがちな人」「面白いことを言わなきゃと気負ってしまう人」に特に刺さる本でした。感情を出していいだけで、話すこと自体が少し楽になります。
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