
最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方 (SB新書)
工藤 勇一 and 青砥 瑞人
SBクリエイティブ / 2021-04-30
この本について
子どもと向き合っていると、「なんで同じことでつまずくんだろう」とか、「結局、気持ちの問題なの?」みたいなモヤモヤが湧いてきますよね。叱りたくないのに声が強くなる日もあるし、こちらの心に余裕がないと、子ども以前に自分がブレているのを感じます。僕自身、そこにずっと悩んできました。 この本は、そうした“気合ではどうにもならない部分”を脳の仕組みから説明してくれるところが救いでした。たとえば、人は放っておくとネガティブに傾くし、他人の粗も自分の粗も拾いやすい。だからこそ、心を整えるより先に「行動を整える」仕組みをつくる必要がある。麹町中学が実際にやったように、先生の言葉がけをルール化する、心理的危険状態をつくらない、そんな現実的なアプローチに落ちていきます。また、失敗の記憶が鮮明に残りやすいのも脳の特性で、そのネガティブさを学びに変えるときに必要なのがメタ認知だという説明も腑に落ちました。 読みながら、「自律って才能じゃなくてスキルなんだ」と視点が変わっていきました。親も子も完璧じゃなくていい。ただ、意識の回路を少しずつ練習していけば、余裕をつくる力は積み上がっていく。そんな現実的な希望をくれる一冊です。 子どもを責める前に、自分の余白をどう作るか迷っている人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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