
リサーチ・ドリブン・イノベーション 「問い」を起点にアイデアを探究する
安斎 勇樹 and 小田 裕和
翔泳社 / 2021-04-20
この本について
仕事で新しい案を求められるたびに、「そもそも何から考えればいいんだろう」と手が止まることがあります。問題の形さえ曖昧で、上からの期待だけがはっきりしている時ほど、正解探しに引っ張られてしまう。僕もよくその状態に陥ります。 この本は、そんな迷いに対して「まず問いから始める」という視点を渡してくれます。いきなり解決策を出そうとするのではなく、自分が本当に気になっている違和感を丁寧に観察するところからスタートする。その姿勢が「成功の罠」から距離を置かせてくれるし、曖昧さの中でも踏ん張れる“創造的な自信”を育ててくれます。また、対話を通じて自分の思考のクセが相対化されていく感覚は、実際のチーム仕事でもかなり手触りがありました。 さらに、データが“錨”になるという説明も現実的で、アイデア出しの不安定さとどう折り合いをつけるかが腑に落ちます。やみくもに広げるのではなく、多様な「見方」を立ち上げていくプロセスが、最終的に問題の捉え直しにつながるという構造も、日常の業務に持ち込みやすいです。 曖昧なテーマを扱うプロジェクトで「どこから考えていいかわからない」と感じている人に、静かに効く一冊だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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