
パウロ・コエーリョ 賢人の視点
パウロ・コエーリョ and 飯島 英治
この本について
最近、人と話していてもどこか上の空だったり、自分の気持ちが固まりきらないまま時間だけ流れていく感じが続いていて。やることはこなしているのに、生きている実感が薄いというか。「ちゃんと向き合えてないだけなんじゃないか」と思う日が増えていました。 『賢人の視点』を読んでいて刺さったのは、立派な答えよりも、“当たり前すぎて忘れていること”を丁寧に返してくれるところです。たとえば、相手の目を見て話すというシンプルすぎる行為を、いまの自分はどれだけ避けていたんだろうと気づかされます。比較しないで相手の暮らしを見ようとする姿勢も、仕事や人間関係の場面にそのまま持ち込める視点でした。そしてなにより、「生きてるのに、生きてないように死んでいく」ことへの警告に、ドキッとした人は多いはずです。日々の忙しさに紛れて、自分の声を聞く時間なんてほとんど取っていなかったなと。 この本は、人生を劇的に変えるたぐいのものではないけれど、かすかに軌道を修正してくれる言葉が静かに置いてあります。自分の価値を外側の出来事で測りがちなときや、矛盾してもいいから本音を言ってみようと思える余白をつくりたいときに、そっと効いてきます。 「なんとなく疲れているけれど、まだ立ち止まる理由を見つけられていない人」には、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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