コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

緒方 壽人

累計読者数9
平均ハイライト数 11.1件/人
推定読了時間 約5時間59分
star総合評価 48/100
start序盤集中型

この本について

仕事でテクノロジーに触れていると、「便利になっているはずなのに、どこか自分の主体性だけが削られていく感じ」がありませんか。新しいツールを導入しても、扱う側というより“扱われている側”に近い感覚になってしまうというか。僕もずっとその違和感を言語化できずにいたのですが、この本はその輪郭をかなり丁寧に描き出してくれました。 特に刺さったのは、道具には「生産的になる地点」と「行き過ぎて逆生産的になる地点」があり、そこを越えると人が道具に従属してしまうという話。そして、テクノロジーをブラックボックス化することが、つくる側と使う側を分断させてしまうという指摘。ここが腑に落ちると、プロトタイピングの速度や精度を上げること、素材そのものを“つくりかえられる”状態にすることが、単なる効率化ではなく主体性の回復につながる意味がようやく見えてきました。 結局この本がくれるのは、「テクノロジーとどう付き合うと、自分のまま働けるのか」という視点です。何かを手放せなくなっている気がしている人、あるいは“便利”の先で立ち止まっている人にはかなり刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

行き過ぎた現代のテクノロジーは、いかにして再び「ちょうどいい道具」になれるのか?気鋭のデザインエンジニア・緒方壽人(Takram)が、イヴァン・イリイチが説いた「コンヴィヴィアリティ」を足がかりに現代に求められるテクノロジーのあり方を探求する。
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