
Web3とメタバースは人間を自由にするか
佐々木 俊尚
KADOKAWA / 2022-12-02
累計読者数8
平均ハイライト数 11.9件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
この本について
最近、テクノロジーに振り回されている感じが抜けない人、多いと思います。便利だから使うけれど、どこかで「これって本当に自分の自由につながっているのか」とふと立ち止まってしまう。僕自身も、AIや自動運転のニュースを見るたびにモヤモヤが残っていました。 この本が面白いのは、「テクノロジー=解放」でも「テクノロジー=支配」でもない、そのあいだの現実を丁寧に扱っているところです。たとえば、ビッグテックの支配が強まる仕組みをネットワーク効果から説明しつつ、単純な悪者扱いでは終わらせない。あるいは、完全な自由を理想化するのではなく、既存のルールをどう組み合わせれば人が納得できる制御になるのかを考える視点もあります。そして、多様性がなぜ必要なのかを「役割がいつどこで開くかわからない」という現実の感覚から捉えているのが、個人的にはすごく腑に落ちました。 テクノロジーを盲信したくないけれど、拒絶しても前に進めない。そんなあいだで足踏みしている人には特に静かに刺さると思います。僕にとっては、“どう付き合うか”という第三の道を考えるきっかけになる一冊でした。
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出版社による紹介
・トークンで「推し」が社会の基盤になる ・自動運転車の「第四の居場所」化とは? ・直感的な操作性(ゼロUI)がイノベーションを生む! 技術進化が暮らしに与える影響をわかり易く解説。 全ビジネスパーソン必読の「AI社会論」誕生! ITの進化と社会の変化を見つめ続けるジャーナリスト、待望の書き下ろし。 第一章 「安楽な暮らし」か「支配されない自由」か? 第二章 ウェブ3はビッグテックの「支配」を終わらせることができるのか? 第三章 ビッグテック支配から逃れるためのトークンエコノミーへ 第四章 メタバースと自動運転が都市を変える 第五章 ウェブ3が進化した世界はこうなる 安直な“ビッグテック崩壊論”も、ITリベラリストの成長至上主義も、 現実は置いてけぼりにしてしまうだろう―― 近年のデータ収集攻防戦から論じられた“ビッグテックVSユーザー”という二項対立。 ウェブ3とメタバースの可能性について思索を勧めると、 誰も予測できなかった、「貨幣経済と贈与経済が重なった」未来社会の実像が見えてきた。
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